2つの請願は継続と不採択   2013年7月5日


 6月28日(金)午前10時から最終の本会議でした。1万筆を超える署名とともに提出された署名の結果が決まました。

「こども医療費助成を小学校6年生まで引き上げを求める請願」の審議では「趣旨はよくわかる」「この制度はまずは国や府がやること」「助成を増やせば医者にかかることが増えるのではないか」などの意見が出されました。紹介議員となった日本共産党議員団は、「近隣市と比べても大きな差があり、1万筆を超える署名数からみても、子育て世代の願いは切実。助成することにより、重症にならず、医療給付費がさがることは先進市の例を見ても明らか。助成年齢は引き上げるべき」と賛成しました。本会議でも他会派は、署名数などを見ても反対できず継続としました。しかし、継続と言っても、9月議会は新しい議会になりますので、審議未了で実質廃案となるため、切実な願いにはそむいています。

「国保料の引き下げを求める請願」の審議では、日本共産党議員団「3月議会で同じ国保料引き下げの議案が出たが、反対多数で否決されている。この請願も同様の趣旨なので反対」「羽曳野の国保財政は、剰余金をためて健全会計であり、保険料には使えない」と反対しました。紹介議員の日本共産党は、「剰余金は22億円で府下トップ!なのに保険料は府内平均より1世帯1万円も高い。豊中市などでは剰余金活用し、保険料を下げた。羽曳野市でもできるはず!」と賛成しました。

 最終結果は、国保料の引き下げは、日本共産党4人だけが、請願に賛成し採択としましたが、賛成少数により不採択となりました。

署名をしていただいた多くの皆さんには、この署名はやはり議会への大きなアクションです。1万筆は大きな前進の一歩ともなりました。これからも議会と市民の皆さんの願い実現に全力で取り組んでいきます。