街角デイハウス「さくらんぼ」でほっこり 2012年11月7日
娘さんと暮らす元同僚の80歳の方。昼間は一人でラジオを聞いて過ごす毎日。だんだん元気がなくなっている様子に、介護を受けずに元気で暮らせるようにと、羽曳野市に2ヶ所ある街角デイハウスのうちのひとつの「さくらんぼ」に一緒に体験に行きました。
「さくらんぼ」は民家を改装して施設で、家庭的。「おはようございます」と入ると、スタッフの方はもちろん、すでに来られている利用されている方々も「いらっしゃい」と大歓迎。この日はレッグウオーマーを編む方、それを見ながらおしゃべりする方、血圧を測ってもらう方・・・お茶と草津饅頭をいただきながら、自然に輪の中へ。
懐かしい「里の秋」や「案山子」などを歌い、お昼ごはん。準備中にみなさんお弁当箱を出しました。「ありゃ、ご飯は持ってくるんやったか」とあわてると、実は食べきれないものは持って帰るんだとか。さすが、もったいない精神です。
今日は塩焼きそばをメインに、厚揚げと小松菜の煮びたし、かぼちゃとジャガイモのサラダ、ご飯、お味噌汁にお漬物。手作りのほんとにおいしい昼食でした。(もちろん私は完食)
食後は、2手に分かれ、2階ではフラダンス、1階ではちぎり絵。フラダンスは見に来ちゃダメと写真撮れず。私は、新聞紙のちぎり絵で、先生の作品を真似て、栗に挑戦!ところがイガが難しく、悪戦苦闘。思うようにちぎれませんが、みんなにほめてもらい何とか出来上がりました。久々に保育士時代を思い出しました。
おやつは、手作りのスイートポテト、柿、コーヒー(かお茶)。手作りのポテトは作りたてであったかく、心まであったかくなります。
一緒にお連れした元同僚の方は、「こんなところがあったなんて。もっと早く知りたかったわ」と、これからも続けてくるように申し込みされました。
「さくらんぼ」ではボランテイアの方が、送迎もしてくれますので、安心して通えます。
利用されている方は70歳〜90歳の一人暮らしの方々が多いですが、とにかくお元気。よくしゃべり、よく笑い、バランスのとれた食事やおやつをみんなと食べて、手や頭を使う。これでは元気になるしかありません。今日はおられませんでしたが、男性の方も将棋やマージャンも楽しまれるとのこと。
国は今、介護を受ける人を減らそうとしていますが、介護保険は介護が必要な人には受けたいサービスを提供すべきです。しかし、できれば介護を受けずにすごしたいというのが高齢者の願いです。残念ながら、大阪府はこの事業への補助金を削りましたが、街角デイ「さくらんぼ」のような介護予防となる体制づくりこそもっと旺盛に進めるべきです。
スタッフのみなさん、人生の先輩のみなさん、今日はほんとにありがとうございました。毎日をせわしなく過ごしている私にとって、久しぶりにほっこり癒された半日でした。またおじゃまします。