体罰は絶対ダメ!2度と悲劇を起こさないように 2013年1月16日
桜宮高校の体罰による高校生の自殺。こんな悲劇を2度とおこさないように。
元プロ野球巨人投手桑田真澄さんの言葉を紹介します。
「体罰」について
小学生の時、グラウンドで監督やコーチから殴られない日はなかった。
殴られて愛情を感じたことは一度もない。「なぜだろう」「おかしい」と思ってきた。体罰が嫌でグラウンドに行きたくなかった。体罰で力のある選手が野球嫌いになり、やめるのを見てきた。子供は仕返しをしない、絶対服従だと思っているから体罰をする。一番ひきょうなやり方で、スポーツをする資格はないと思う。
体罰をする指導者はたくさんいる。そうした人たちのほとんどが情熱家だが、熱意が空回りしてしまっている。殴って何が解決するのか。体罰を受けた子供は「殴られないためにどうしたらよいか」と、その場しのぎのことを考えるだけだ。これではうまくならないし、自立心がなくなってしまう。
体罰が減らないのは勝利至上主義があるためだ。ただ、スポーツには体力と技術力と精神力が必要なのであって、根性では勝てない。
指導者は子供たちがなぜうまくいかないのか、ともに悩んでほしい。うまくいくためのヒントを与えるのが指導者だ。
今回の体罰事件を機に、スポーツ界は変わっていくべきだ。
(元プロ野球巨人投手)
殴られて愛情を感じたことは一度もない。「なぜだろう」「おかしい」と思ってきた。体罰が嫌でグラウンドに行きたくなかった。体罰で力のある選手が野球嫌いになり、やめるのを見てきた。子供は仕返しをしない、絶対服従だと思っているから体罰をする。一番ひきょうなやり方で、スポーツをする資格はないと思う。
体罰をする指導者はたくさんいる。そうした人たちのほとんどが情熱家だが、熱意が空回りしてしまっている。殴って何が解決するのか。体罰を受けた子供は「殴られないためにどうしたらよいか」と、その場しのぎのことを考えるだけだ。これではうまくならないし、自立心がなくなってしまう。
体罰が減らないのは勝利至上主義があるためだ。ただ、スポーツには体力と技術力と精神力が必要なのであって、根性では勝てない。
指導者は子供たちがなぜうまくいかないのか、ともに悩んでほしい。うまくいくためのヒントを与えるのが指導者だ。
今回の体罰事件を機に、スポーツ界は変わっていくべきだ。
(元プロ野球巨人投手)
[ 2013年1月12日 06:00 ]