近鉄電車に「無人化は無謀!」と申し入れ! 2013年12月20日
12月18日(水)近畿日本鉄道が、12月21日から布忍(ぬのせ)駅=松原市=を昼間を除き無人化し、駒ヶ谷駅=羽曳野市=を終日無人駅にする計画をし実施しようとしていることに対し、日本共産党たつみコータロー参議院議員と日本共産党羽曳野市会議員団4人、松原市会議員団と地域住民の方々と、無人化を断念するよう申し入れました。
今回、急な申し入れでしたが、応じていただき、近鉄本社で交渉を持つことができました。今回の計画は、1日乗降客が5000人の駅は午後6時から午前9時まで無人駅にするとのことで布忍駅がそうなること。また、駒ヶ谷駅は乗降客が少ないので終日無人駅にするというものです。住民の方からは「布忍駅は通勤客も多く、早朝から9時までのラッシュ時の無人化は無謀だ」「駒ヶ谷駅周辺には障がい者施設や府立高校もあり、事故が起きた時の速やかな対応に無理があり、転落防止柵もないので、転落した時の対応もできない。大変不安!」。視覚障がい者の方からは、「今でも大変不便で危険。もっと安全に出歩ける対応をしてほしい」との様々な切実な発言がありました。
たつみコータロー参議院議員は、「無人化は、障害者や高齢者が駅を利用するとき転落事故などの大きな疑念がある」と、安全安心な駅づくりを求めるとともに、無人化計画の実施を見合わせるように」訴えました。
羽曳野市議団も、若林議員が駒ヶ谷駅の実情を訴えました。近鉄側は、「道路整備がされることで、乗客が減って経営が厳しくなっている。さまざまなコストカットで対応している。不安は承知しているが、今回は21日より計画通り実施させていただく」と回答しました。
安全な駅づくりをすることが公共交通にとって当然のことです。無人化計画の撤回を求めて、次回また交渉を持つことをお願いしました。さまざまな不安な声や、21日以降に危険なことや不便があれば、すぐご意見をお寄せください。