議会報告No.124   2015年3月27日


3月市議会一般質問みなさんの願い実現に全力! 日本共産党

日本共産党羽曳野市会議員 嶋田たかし

 

嶋田たかし 市議

 

 子供の貧困対策を

 子どもの貧困率が16.3%、実に6人に1人の割合で貧困が余儀なくされている中で、貧困の連鎖を断ち切る対策が急がれる。市は、子どもの貧困をどのように認識しているのか、また、その対策を質問しました。
 答弁は、相談内容が経済的なものも寄せられていることから、貧困の状況があると認識していることや、就学援助制度で経済的な支援をしていることなどといったものでした。そこで、医療費助成を義務教育終了まで拡充することや就学援助の対象の緩和などで、経済的支援を強化するよう求めました。

 

全国学力・学習状況調査のねらいに機敏に

  学力・学習状況調査の結果の公表は、学校間の序列化を招くだけでなく、テスト至上主義、過度な競争教育を招くこととなり、教育の目的である人格の完成の弊害にもつながりかねません。真に学力向上をめざすなら、教育環境の改善に教育委員会として取り組むべきであります。教育委員会は、「学校の耐震化に取り組んでいる」ことなどを答弁しましたが、耐震化だけでなく、快適な学習を保障するためのエアコン設置や、少人数学級など積極的に取り組むよう質問しました。教育委員会は、「エアコン設置は調査費を計上されたことから、調査し検討していく」と答弁しましたが、少人数学級については「国の動向を見ていく」と極めて消極的な姿勢でした。

 

世界文化遺産登録としてふさわしいまちづくりを

 世界遺産登録をめざすなら、文化遺産の周辺整備にもっと力をそそぐべきことを質問しました。市は「堺市、藤井寺市と連携しながら3年後の登録をめざす」というだけで、積極的な姿勢が見えません。そこで古墳周辺に遊歩道など整備するなど、周辺整備に力を入れることを要望しました。

 

ささい喜世子市議

    ささい喜世子 市議

 

子ども・子育て支援新制度は充実を

 

 新制度は、様々な矛盾を抱え、利用者に制度周知がされず不安が増す中、この4月からスタートします。
 市は4月1日での待機児解消に向け努力し、保育水準も従前の基準で保育していく、留守家庭児童会3つの施設整備をして受け入れ体制をつくるとの事です。しかし保育料はいまだ決まっていない中、特に幼稚園の保育料は現在の保育料を限度として、2年間の経過措置をとること。子ども園は市長の思いが先行したもので、教育保育の関係者や利用者の声を聞き、これまで続けてきた羽曳野の教育と保育をしっかり継続しながら進めるべきと強く要望しました。

 

介護保険制度は充実を

 羽曳野市でも第6期の介護計画が見直されますが、介護の改悪が持ち込まれようとしています。介護保険料は65歳以上の介護保険料は5期に比べ月1,065円も高くなり、高齢者に耐えられない負担となっています。さらに低所得者への軽減措置も先送りです。また要支援1・2のホームヘルプとデイサービスを介護保険から外し、来年度から総合事業に移行するとのことですが、サービスの低下や事業の受け皿体制が十分検討されるべきです。一般会計から繰り入れをして、保険料引き下げと低所得者軽減分を実施すべき、また総合事業は拙速に進めるべきではなく、地域包括支援センターの人員体制を確立すべきと、市に迫りました。

 

(仮称)中央スポーツ公園に市民の願いを

 埴生小学校の解体工事も終わり、公園づくりが始まります。グランド、多目的広場、遊歩道、多目的トイレ、健康遊具などの整備がされるとの事ですが、乳幼児が遊べる遊具の設置を要望しました。