議会報告No.164   2017年10月21日


公約実現へ! くらし・福祉充実に全力
2017年10月羽曳野市議会 一般質問

 

市会議員 ひろせ公代

 

  • 国民健康保険について
    来年4月からの国民健康保険の都道府県化に向け、全国47都道府県の内、43が地域の実情に合わせた保険料にする中、大阪府は統一保険料にし、減免制度や保健事業も統一しようとしています。2月に、保険料の大幅な値上げになると試算されましたが、2度目の試算も、市町村への意見聴取も未だに行っていません。統一化をやめ、国・府の補助金の大幅な増額を求め、府下でダントツの基金積み立てや黒字の繰越金で保険料の引き下げを求めました。

  • 恵我ノ荘駅周辺整備と安全対策について
    平成33年度完成予定で、支所から駅までの府道の拡幅・歩道の設置が進められています。今年度から補償と用地取得の交渉に入る予定です。さらに、駅北側を含めた周辺整備と踏切の安全対策を求めました。
  • 地域の猫対策について
    大阪府の動物愛護アクションプランでは、府民の生活環境を保全するため、市町村と連携した「地域猫」活動への支援に取り組むとしています。大阪府に「地域猫」の避妊去勢事業の再開を求め、市としても助成制度を作るよう求めました。

 

市会議員 わたなべ真千

 

  • 中学校の全員給食について
    「家庭弁当」か「学校給食」かを選択する給食が「最善」として、全員給食を視野にいれない羽曳野市。子どもの貧困が問題となっている時に「選択制」を理由として、学校給食費を就学援助の対象としません。おなかいっぱい食べることができない子どもたちやパンやおにぎりなどで昼食をすましている実態を見て見ぬふりせず、全員給食に踏み切るべきだと要望しました。
  • 高齢者のお出かけ支援策の創設について
    交通弱者である高齢者の外出を支援することは、高齢者の「生活の質」を保障するためには重要な施策の一つです。日常に必要な買い物や通院だけでなく、趣味やスポーツなど生きがいにつながる外出も支援できるように、予約して乗り合わせるデマンドタクシーの運行や交通料金の補助などを求めました。
  • 外環状線西浦交差点・道の駅付近の渋滞と安全対策について
    羽曳が丘・西浦地区から外環状線に出る西浦交差点付近の渋滞と安全対策については、抜本的な改善がなかなか進みません。右折レーンの設置や歩道の改善を要望。道の駅付近の渋滞の実態も指摘し、住宅の環境保全対策も含めて要望しました。

 

市会議員 ささい喜世子

 

  • 子ども医療費助成制度は18歳までに
    子ども医療費助成制度は中学校卒業までに引き上げられましたが、さらに18歳まで引き上げるよう質問。市は「義務教育期間が望ましい」との事ですが、子育て支援策、若い世代の定住策として、充実するよう求めました。
  • 待機児童解消と公立保育園の施設改善と保育の向上を
    羽曳野市では毎年9月時点でも待機児童が100人を超えていますが、市はこの10月に突然、島泉保育園と高鷲北幼稚園を段階的に廃園して、「認定こども園」へ統合していく方針を出しました。しかし「認定こども園」は待機児童が多い0〜2歳児枠はなく、待機児解消にならず、また、施設も新しく園児も多い高鷲北幼稚園を廃園する理由もありません。市が一方的に方向を決めず、市全体の幼稚園・保育園の構想を示し、保護者や関係者の声を聞き、施策づくりをすすめるべきです。今回の件は理解と合意が得られるまで見合わせることを強く要望しました。
  • 陵南の森総合センターの改修と改善を
    陵南の森総合センターの中・大規模改修の計画を立て、カラオケの機材や、陶芸の窯を改修するなどして、サークル活動の充実を求めました。

 

市会議員 若林信一

 

  • 羽曳野市の防災の取り組みについて
    市は「防災行政無線をデジタル化し、より確実に情報を伝達できるようにする。自主防災組織は市内全体の約32%。防災マップの配布や防災セミナーの開催などを行っている。避難行動要援護者マップの活用に努める。」と答弁。屋外スピーカーの活用やリーダーの養成などを要望しました。
  • 市会議員選挙の投票率について
    56年前の第1回市議選は81%、先月の市議選は47%の投票率。選挙権は「主権は国民」を示す重要なもの、投票率の向上等を質問。市は「60歳以上は約63%、19歳は約32%の投票率。市のホームページや広報での啓発、公用車での放送、若年層への『出前授業』等に努める」と答弁。大学での期日前投票や、投票所の増設を要望しました。
  • 西浦の市民プールの存続について
    年間3万人以上が使用する西浦の市民プールの改修・改善、存続について質問。市は「改修には多大な予算と期間がかかる。プールの存続・リニューアルは現在検討していない」と答弁。このままでは、来年は市民プールが無くなります。富田林では約1億5千万円でリニューアルされました。改修や改善、リニューアルの検討を要望しました。