議会報告No.191 2019年3月10日
3月羽曳野市議会
2019年施政方針に対する日本共産党代表質疑
わたなべ真千 議員
市民生活応援の施策を最優先に!
- 市民の苦しい生活実態を応援する方針になっているのか?
- 市民の苦しい生活実態に目を向けず!
「今の市民の生活実態をどう見るか」によって今後、進めようとする施策の方向性が決まるため、市長にその見解を質問をしましたが、政府の見解などを述べるだけで、今の市民の苦しい生活にも、消費税増税に対する不安にも、応援していこうという意気込みがほとんど見られませんでした。世論調査で反対が多い消費税増税に対しても、「スムーズに増税対策を進められるようにする」というのみでした。
- 市民の苦しい生活実態に目を向けず!
- いのちと暮らしをまもる施策を最優先に!
- 国民健康保険料の負担軽減を!
加入者の所得が下がり負担が大きくなっている中で、低所得者に対する負担軽減と子どもの均等割り保険料について質問しました。市長は、「国民健康保険は被保険者全体の相互扶助で支えられている」として、社会保障としての位置づけを否定したものであり、許されません。 - 高齢者のお出かけ支援を!
介護予防のためには、ウエルネス事業や百歳体操だけでなく、高齢者が「好きな時に好きな場所に行ける」よう交通費の補助と循環バスの充実を求めました。 - 公立幼稚園全園での3歳児保育の実施と子育て支援施策充実のための職員増を!
3歳児保育の要望に応えてこなかったことで、公立幼稚園離れが起こったことをこの間の数字を明らかにし、今ある公立幼稚園すべてで3歳児保育を実施するよう要望しました。また、虐待対応や子育ての社会的な孤立に対する施策の充実のために職員増を求めました。 - 中学校を全員給食にしない理由が「親子間の感謝やつながり」?
中学校を全員給食にしない市の理由は、「弁当が親子のつながりや感謝の気持ちをはぐくむ」という考え方に基づくものです。しかし、親子のつながりや感謝の気持ちは、「それぞれの親と子がそれぞれにはぐくむ」ものであって、行政がそのことに口を出すこと自体が問題ではないのかと指摘。全員給食を要望しました。 - 教育の充実を!
大阪府のチャレンジテストのようにテストで競争を煽るやり方では、「学ぶことが楽しい」という本当の教育はできないため、少人数学級で一人ひとりと向きあって教育実践ができるよう教職員増員を要望。 - 防災体制強化や市民サービス向上のための職員増員を要望。
羽曳野市は、人口割でいえば正規職員数は大阪府内では最低ランクです。災害時などの時間外対応や、市民の切実な要望に対応するための職員の増員を求めました。
- 国民健康保険料の負担軽減を!
- 暮らし応援の財政投入を!
- 住民参加で民主的な市政運営を!
- 市長の政治姿勢について
贈答品問題については、「信頼回復するため適切に対処しているが、懸念があることは受け止める」としており、市民参加と民主的な市政運営を求めました。
- 市長の政治姿勢について
代表質疑は、市長の政治姿勢を問うものです。施政方針等の詳細については、一般質問で深め、また、31年度予算案については、各常任委員会でも審議されますので、傍聴にぜひお越しください。12日総務文教委員会、14日民生産業常任委員会、20日建設企業常任委員会が開かれます。いずれも、傍聴手続きは、9時半までにお済ませください。