はびきの民報1979 3月議会 くらし・福祉・教育を最優先に   2013年3月17日


若林信一 市議

日本共産党羽曳野市会議員 若林信一高齢者の社会的孤立と市の対応

老老介護で社会的孤立が問題となり、孤立を防ぐための市の施策を質問。 市は「社会福祉協議会のあんしんシステムや民生委員による見守り、会食会などや、地域包括支援センターなどのネットワークづくりを進めている。」と回答。社会的孤立の防止は、市が中心となり行うことを要望しました。

生活保護費の削減から市民を守れ

自民・公明の安倍内閣は、今年から3年間で7.3%の生活保護費を減らし、市民全体に大きな悪影響が出ます。 市民への影響と市の対応を質問。
市は「市民への悪影響は、できる限り影響が及ばないよう対応する。就学援助は子どもたちへの影響を最小限にとどめるために検討する。」と回答。
生活保護費の削減は道理が無いもので、削減中止の国への働きかけを要望しました。

「大阪維新の会」による羽曳野市への影響

大阪維新の会と松井知事の暮らしや福祉の切り捨ての羽曳野市への影響について、市は「①街かどデイハウスの補助金の削減、②高齢者住宅改造補助金の廃止、③地域見守り事業補助金の削減、④障害者ガイドヘルパー派遣事業補助金の廃止、⑤障害者福祉作業所、 小規模通所授産施設への補助金の削減があった」と回答。今後、羽曳野市は、「福祉の向上」という市本来の立場で大阪府に対応することを要望しました。

誉田中学校の建て替え

誉田中学校の新築校舎周辺住民の人たちからの「新築校舎の道路からのセットバックや音の防止と植林」の要望について質問し、市は「植樹を計画、音は学校運営に支障のない範囲で対応する。セットバックは困難」と回答。  可能な限りのセットバックを要望しました。


ささい喜世子 市議

日本共産党羽曳野市会議員 ささい喜世子今こそ 子育て支援の充実を

平成25年度にヒブワクチンなど3ワクチン接種や妊婦健診に国から予算がついたのでさらなる充実を求めました。  市は「ヒブなど3ワクチン接種は25年度定期接種化になる予定で、定期接種化になれば無料接種になる。妊婦健診は初回を2300円増額した。子ども医療費は、入院年齢を引き上げた所なので拡充計画はない」とのことですが、近隣市で拡充が進む中、せめて他市並みの水準まで引き上げるべきと要望しました。

学校での「体罰」・暴力の一掃を

部活動で顧問の教諭から体罰を受け男子生徒が命を絶った事件はあってはならないことです。羽曳野市での体罰への基本方針や現場実態を質問。
市は「体罰は重大な人権侵害であり、いかなる場合でも絶対に許されないもので、未然防止に強い決意でのぞんでいる」とのことですが、体罰が情熱的な指導の延長線とする風潮や潜在化しているケースもあるともいわれています。体罰やいじめなどをなくすには、35人学級など少人数学級の実現など教育条件の整備をすすめること、教師が ゆとりを持って子どもたちと向き合える環境や体制を作ることが今こそ必要であると強く要望しました。

市民が憩える公園を西地域に

市は「埴生小学校が羽曳野中学校移転した跡地に、グランド利用を中心とする西スポーツ公園を整備する」とのことです。  隣接するピーチパークや青少年グランドなどとも一体的な利用や整備をして、市民が憩え、スポーツが楽しめる公園になるよう、地域住民や団体などの意見が反映され生かされるような体制づくりを要望しました。


ひろせ公代 市議

日本共産党羽曳野市会議員 ひろせ公代医療費の負担を軽く

①一部負担金減免制度の拡充を
窓口で支払う医療費の「一部負担金減額免除制度」を、生活実態に合った基準にし、通院にも適用することを求め質問しました。
市は「基準を変える考えはないが、一部負担金の支払いが困難となった場合には柔軟に対応する。通院には支払を伸ばす制度があり、返還には一律に対応せず、家庭の事情を十分聞き取り、把握し、対応する」と答弁しました。・ 制度をより受けやすくし、ビラ・ポスター等で広く知らせるよう要望しました。
②高額医療費の負担軽減を
医療費が高額になった時、限度額以上は免除する制度が平成24年4月から通院にも適用になりました。
しかし、月をまたぐと負担が増えます。また、住民税非課税世帯で月3万5000円の負担は重すぎます。改善を求め質問しました。

原発から自然エネルギーへの転換を

全国で自然エネルギー促進に大きく動いています。当市でも
①公共施設に太陽光パネルの設置を
②一般家庭へ市の補助を求めて質問しました。
市は「公共施設への設置は、蓄電池などの情報収集にも努めながら、関係課とともに研究していく」「国の補助制度と府の融資制度がある」と答弁。

恵我之荘駅周辺の整備と安全対策を

25年度は駅のスロープや多機能トイレなど整備されます。郡戸大堀線は、26年度事業着手の予定です。道路整備完了までの安全対策も要望しました。