議会報告No.247 2022年2月20日
「クリンピア」修繕予算計上されず
2月2日に柏羽藤環境事業組合議会が開催されました。今議会の前には、3市の選出議員を対象に全員協議会が開催され、令和4年度末をもって「クリーンピア21」を閉館する計画について担当者から説明がありました。
クリンピア21がなくなったら困る
日本共産党羽曳野市会議員団は、柏羽藤環境事業組合議会への選出議員がいないため、事前に柏原、藤井寺市の日本共産党選出議員団に継続利用を要望する市民の切実な声を託して届けました。
令和4年度予算に日本共産党は反対
今議会に提出された令和4年度予算には、今後クリーンピア21を継続的に使用するための開閉屋根の修繕費を計上していない予算であるという説明がありました。
日本共産党の選出議員は、「今もたくさんの市民が利用しており、特に介護予防や健康維持の役割を果たしているクリーンピア21を今後も修理して利用できるように予算をつけるべきである」と主張して予算に反対しました。しかし、「修理費用の負担が大きく財政的に厳しいこと、また、利用者が減ってきたこと」などを理由に日本共産党会派以外の議員の賛成多数で予算は可決されました。
廃止条例案を提出させない運動を
今後6月開催予定の柏羽藤環境事業組合議会で「クリーンピア21廃止条例案」が提出される予定であることが分かりました。
日本共産党は、市民の皆さんの声を引き続き届けて、継続利用できるように頑張ります。
国民健康保険料値上げ反対
国民健康保険運営協議会で、令和4年度の一人当7千円も値上げとなる提案がありました。令和6年度の都道府県化に向け、府統一化の経過措置分と市の国保基金から繰り入れている金額が年々縮小されていることが値上げの要因です。
現在、国保基金は10億5千万円ありますが、今回7千万円しかとりくずしていません。これまで基金はコロナのようなパンデミックが起こり医療費負担が増大した時に保険料負担にならないようにという理由で積み立てられてきました。
日本共産党は、市民がコロナ禍の中で厳しい生活を強いられている今こそ、10億5千万円ある国保の基金を活用し、保険料を引き下げ、市民の生活と健康を守ることこそが自治体の役割であるとして、保険料値上げについては不承認としました。しかし、承認多数で値上げ案は承認されました。
消防広域化は反対!職員増員して命守る消防に!
2月9日柏原羽曳野藤井寺消防組合議会があり、令和4年度予算が提案されました。この予算は、令和6年度から5市2町1村で消防事業を広域化していく予算が計上されています。これまで羽曳野の消防は、柏原市と藤井寺市の共同運営でしたが、これを解体し、柏原市・藤井寺市・富田林市・河内長野市・太子町・河南町・千早赤坂村と組織を一体化していくというものです。
しかし、この計画については、組織の一体化という大きな問題でありながら、①議会や市民に十分な論議を経ていないこと②今でも充足していない職員が増員されないこと③身近な声を反映できない組織になるなどの理由から日本共産党は広域化予算に反対しました。 しかし、他会派は、財政的なスケールメリットが大きいことなどを理由に賛成し、賛成多数で可決されました。
日本共産党は、令和6年度4月1日の組織を一体化するまでの期間に130項目に及ぶ詳細な事項について5市2町1村で協議を尽くすことを求め、大災害や気候変動、未知の感染症から市民の命をまもる役割を果たせる消防体制をつくるために力を尽くします。
公共施設の維持管理計画見直される
公共施設等総合管理計画は平成28年3月に策定、平成29年度から38年度までの10年間の第1期アクションプランが策定されましたが、計画にずれが生じたため、令和3年12月に改訂がされました。
公共施設の床面積を40年間で20%縮減し、投資的経費を平準化して年間およそ22億円とし、耐震性に問題があり老朽化で利用に支障をきたす施設を優先的に取り組むとしています。
◎市役所本館は近隣施設と複合化して建て替え
◎市民会館は縮小し近隣施設と集約化して建て替え
◎市民体育館は大規模改修
◎テニスコートは集約化
◎給食センターは他の施設と複合化 等